資料

 


R−55C改 座席

JR485系シート

「R−55C改」座席です。
2003年11月JR西日本金沢支社から購入しました。

教材/資料を兼ねて購入しました。

仕様

回転・油圧リクライニングシート
肘掛けに灰皿とリクライニングのノブ
背面にテーブルと物入れのネット
後年このようにモケット地などがリニューアルされています。
通路側下部のペダルを踏んでロック解除し回転させます。

床との固定:3.6mm厚の骨に20mmの穴が前後230mm左右700mm間隔にあり。

仮設置用台座と裏側

回転シートのロック解除ペダルの裏側の様子です。
厚さ12mmの鉄製のバーを仮設置用の台として進行方向に2本固定しました。
本来の固定用穴は大きすぎるので170mm間隔で穴を開け10mmのボルトで固定しています。

床との接地面は塗装が剥げて錆びています。
ラストコート(サビに浸透し、サビを止めるコーティング剤)をスプレー処理しました。

2003年12月18日より入り口脇に設置。
説明版を学生会が設置。
製作はyuuki

座面を外して

矢印の下に黒い筒がありそれが油圧シリンダーです。

カヤバ工業製でした。

座面はマジックテープ2本でとまっています。

ブルーのシート
形式 R−55C自在腰掛
製造番号 1544 製造年月 62 7
日本リクライニングシート(株)

ブラウンのシート
形式 R−55C自在腰掛
製造番号 1376 製造年月 91 2
小糸工業株式会社

昭和39年(1964)
交直両用特急電車481系が大ムコに配属になり北陸本線の特急「雷鳥」「しらさぎ」で登場しました。

昭和43年(1968)
481系の電動車を3電源方式にバージョンアップした485系が登場しました。

485系はT17系(ロマンスシート)・R51N(簡易リクライニングシート)を装備していましたが、 JR西日本所属の北陸系統485系は昭和61年からR55Cへの改座が行われました。
今回購入のR55Cシートはこの頃に装着されたシートです。

ブルーの方はパノラマグリーン車が入っていた頃の「しらさぎ」で多く見られたカラーです。
モケット張り替えを1度は受けているモノと思われます。
自由席はシートピッチ910mm、、指定席はシートピッチ1010mm、 リクライニング最大角度も指定席の方が大きいようです。

ブラウンの方は、座席脚台の蹴込み板に傾斜がある等からリフレッシュを受けその際に従来のカラーから変更された物の可能性があります。

解説協力:金剛釈珠@Zone-S、Yuuki

JR485系・特急雷鳥

画像の先頭車はクロ480-2301と言うグリーン車ですが、普通車には納品された物と同じタイプのシートが使われている485系です。
このようなタイプの特急電車から外したシートです。

クロ480-2301
1987年にグレードアップ改造の”かがやき””きらめき”用4連が後、1990/1992年に1号車を1+2シートのG車を採用、 この時サロ489-1000番台(489-0番台改造車)に運転台取り付け改造をしたクロ480-1000番台が登場します。
1996/1997年に”はくたか”用V編成に転用、国鉄色になった他、”加越”用4連になりました。
クロ480-2301はクロ480-1002からの改造車です。2003年時には加越用4連として金サワK02編成に組み込まれていました。
撮影した2004年3月には京キトA10,A08編成などに組み込まれていたようです。中間車にはサロ改造サハ481-502が入っていました。
”スーパー雷鳥”編成も”かがやき””きらめき”と同じようなグレードアップ内容で登場しています。

参考資料鉄道ファン2003-3他


来歴

私yuukiが下記販売情報を見付け、短大に購入を勧め、会議を経て購入が決定され納品されました。


〜 特急列車車両の中古座席を販売します 〜
(2003年10月募集の記事より、期間限定に付き現在は締め切られているはずです)

JR西日本金沢支社では、これまでスーパー雷鳥等として北陸路を快走していました485系・489系の一部車両を、 廃車解体することになりました。
これに伴いまして、客室内で実際に使用していました座席そのものを、ファンの皆様のご要望にお応えして、 以下の要領により通信販売することといたします。

1.販売品 485・489系特急用車両で使用した「二人掛け普通車客室座席」
(形式番号「R55C」・・・写真のタイプの座席です。)
サイズ幅約104cm×奥行き約63cm×高さ約109p、重量約55s

西日本旅客鉄道株式会社 金沢支社
総務企画課・特急座席販売センター
http://www.jrkanazawa.com/bace.html

国鉄(JR)特急用シートの思い出

世代によっては「そう言えばそんな座席だった!」と思い出してもらえるかとちょっとシートの紹介します。

0系新幹線の3列シートは両面表の背もたれでした。進行方向に合わせるには回転させず背もたれを反対側に倒すのです。
よって背面に備わるはずの小物入れなどはありません。
これは転換クロスシートと呼び、現在では通勤型車輌用です。

181系など、初期の頃の特急用普通車のシートはリクライニングしませんでした。
リクライニングしないので2席の背もたれは一体になっています。モケットは青色。背面には折りたたみテーブル。
T17系ロマンスシート
進行方向に合わせるには、背もたれを前へ倒して回転させたものです。

14系ハザの夜行列車は最悪でした。簡易リクライニングシートと言う余計に疲れるリクライニングが装備されていたのです。
倒してロックが出来ないため、倒すには背もたれに力を入れ続けなければならず、油断するとバターンっと戻ってしまうのです。
モケットは同じく青色、簡易リクライニングと共に座面が前へスライドします。

今回購入のR55C油圧リクライニングシートはそれまでのシートに比べ最低限の機能を持っていることがわかります。
シートピッチが910mmと狭い以外はかつてのグリーン車に近くなっています。

最新の特急電車では普通車でさえ、デザインも座り心地も良くなったシートが装備されてきています。
そして、進行方向にシートを合わせるのに、人力ではなく電動で回転作業を自動化したものも現れています。

yuuki

 


仮設置用台座の製作方法

注:真似て製作して事故があっても責任は負いかねます

まず、シートの採寸をして図面をポンチ絵でもいいので書きます。

本来床との固定は〜:3.6mm厚の骨に20mmの穴が前後230mm左右700mm間隔にあり、これを使ったはずです。
しかし、この穴では大きすぎるので新たに穴を開け直すことにしました。

ボルトは10mmを使うのでバカ穴は11〜12mmで明けます。
電動ドリルはドリルが太いので大形のを持ち込んで作業しました。
穴の間隔は170mmです。

フラットバーで仮設置用台座製作

鋼材屋などでフラットバーを購入します。鉄の黒皮です(磨きは高い)。
角断面パイプで製作した方が軽くできるのですが、ボルト留めの溶接ナットと強度の問題から厚いフラットバーにしました。

サイズは、厚さ12mm、巾100mm、長さ1100mm、を2本
(回転させない1台は長さ930mmで作りました)
重さは1本約10kg

写真は定尺を1100mmに切断してもらっているところです。
(写真は携帯電話のカメラ機能で撮影したので画像が悪いです)

穴明けとタップ加工

ボール盤を使って固定ボルトの穴明けをします。
センター振り分けで、85mmずつの場所にけがきをします。
まず4mmのドリルで穴を空け、続いて8.6mmのドリルで下穴を空けます。

タップ盤が無くても垂直に!

ボルトのネジ穴を明けるにはタップを立てるわけですがタップ盤と言う機械が必要です。
もちろんマシニング使っても良いんですけどもったいないでしょ。

そうなると、タップハンドルを使った手作業でタップを立てる事になります。
ところが、12mmもの厚みになるとタップは完璧に垂直に立てなくてはならず失敗してしまうのです。
しかし、穴明けに使ったボール盤を使えば垂直にタップを立てる事が出来ます!

ボール盤のベルトを外してフリーにします。
チャックにタップを装着し、下穴に押しつけながらプーリーを手で回します。
少しネジが切れだしたらそれでOKです。
これで垂直にタップを立てる準備が出来ました。

タップ

ボール盤から移動し、先程少しだけ溝が出来たネジ穴にタップをねじ込み、
タップハンドルを使って終わりまでタップを立ててネジ穴を作り出します。
戻しながら進めます。切削油も付けます。

最後に焼き付け塗装です。

鉄の黒皮なので普通に塗装するとショックで剥がれてしまいます。
下にボンデ88(ボンパチ)とか吹いてから塗装するべきなのでしょうが、今回はしていません。

錆止め

床との接地面は塗装が剥げて錆びています。
後日、ラストコート(サビに浸透し、サビを止めるコーティング剤)をスプレー処理しました。
赤錆を安定した黒錆に変化させるのです。

裏側

回転シートのロック解除ペダルの裏側の様子です。

厚さ12mmの鉄製のバーを仮設置用の台として進行方向に2本固定しました。

使用ボルトは M10*20 です。スプリングワッシャーと平ワッシャー2枚ずつも使いました。

裏側にゴムシートを両面テープで張り付けて出来上がりです。

回転の様子

ペダルを踏んでロックを解除して回転させます。

黄色い印の位置に製造プレートがあります。

フラットバーの焼き付け塗装は小豆色が無くて変な色になってしまった。
1100mmもあるので大きな釜で焼きます。下塗りでも焼いたので値段高いです・・・

製作はyuuki

金沢

駅の待合室に使われるシート

シートを販売した金沢には松任工場があります。その最寄り駅の待合室にはこんな椅子が!

2004年8月9日撮影

新潟にも色々シートが保管されているようです。

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