教育方針

鉄道に興味を持ったのはいつのころからですか。
あなたにとって鉄道とはどんな存在ですか。
鉄道との関わり方や思いは人それぞれ違うことでしょう。
しかし、街と街をつなぎ、人と人とを結ぶ役割を担う鉄道は、私たちにとって大きな存在です。
社会の大動脈として、 私たちの生活を支え、経済の発展に寄与するなどの役割を担う鉄道の重要性を
身をもって実感しています。

街と街をつなぎ、人と人を結ぶ…。鉄道や交通業界に貢献できる人材を育成します。

2020年、オリンピックに沸くはずが未曾有の事態により、社会全体がストップしました。
ここに学校を代表して、医療従事者、鉄道を含めた運輸業界の方々を始め、感染症対策に携わっている皆様に心より感謝の意を申し上げます。

鉄道は未来に向かって常に進化を続けています。
2027年には東京・名古屋間がリニアモーターカーにより約40分で結ばれるなど 鉄道の技術革新は留まるところを知りません。 また、IOT(モノのインターネット)やAIの普及も予測されています。

本校では、こうした時代背景を見据えながら、絶え間なく 変化する社会で通用し、かつ積極的に貢献できる人材の 育成に力を注いでいます。
そのために、2018年度から「自律」「創造」「共生」の 3つの教育目標を新たに掲げました。
「自律」は、管理能力や主体性などを身につけながら、 自分自身で立てた規範に従って自ら積極的に行動する能力。
「創造」は、課題を自分で発見し、 それを解決していくことのできる能力。
「共生」は、多種多様な人々が対等な立場でお互いを尊重し、 支え合って、共に仕事を成し遂げていくことのできる能力です。

この教育目標を達成するために、選択授業の導入、就職活動の 一環として「進路ウィーク」、
企業が求める人材を知るための講演会、 ホスピタリティが身につく講習会をはじめ、心の教育や、 学力定着のための勉強会など多様なプログラムを用意しています。

キャリア教育についてもより充実した内容を展開します。
高校卒業後に鉄道業界で働く意義とは。
大学に進学し将来、鉄道や交通業界で働く意義とは。
それぞれの目的を明確にし、生徒一人ひとりが 未来の自分をイメージできるキャリア教育にも 積極的に取り組んでいきます。

2020年は残念ながら、沢山の学校行事が延期、中止となりました。
本校はその中でも生徒の学びを継続するためにオンライン授業、 オンラインホームルームの導入を行い、生徒と教員が双方向のコミュニケーションが取れるよう対策を取りました。
この事態がいつまで続くか不透明ではありますが、 生徒と教員、生徒同士のつながりを大切に、教育活動を行っていきます。

2021年には東京オリンピック・パラリンピックの開催など、 それを支えるサービス業や観光業などへも明るい話題があり、 期待が高まります。
また、ネジ一本が何千人の命を支えているという使命感をもった技術者を育てていくことも 大切なことだと考えています。
「昭和鉄道の卒業生なら安心して仕事を任せられる」。
と言われるよう、社会に通用する学力や人間性を身に付けた生徒の育成に邁進していきたいと考えています。

最後に、一日でも早く日常が戻る事を お祈りしております。


学校長 中野 潤

2020年6月 学校長  中野 潤